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    • 2012.02.20 Monday
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    むーん

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      小学校時代に良く連れてってもらっていた定食屋があった。
      美味しい店だったが、ある日店主が自殺して店をたたんでしまった。
      祖母にはずっと、ギャンブルに溺れて傾いたんだと聞かされていた。
      そこで日曜に定食を食べながら、キテレツ大百科や世界名作劇場を見ていたので、非常に残念な気持ちになったものだ。
      定食を食べ終わると、店主さんはいつもサービスでアイスクリームをくれた。
      顔も思い出せないけれど、とても優しい人だった。

      今日、自殺の理由がまったく違う事を知った。
      なんというか十四年越しの衝撃だ。
      うちの父親ですら、その店はギャンブルで潰れた、と信じているし、私もずっとそう信じていた。
      そう言う噂が、どこからか事実と摩り替わって生まれている。

      今では地元で見なくなったある家系の跡継ぎに関して、こう語った人が居る。
      「あの人には、娘が一人居た。大学生の男に騙されて、県外に駆け落ちして消えてしまった」
      しかしよくよく考えると、当時の大学生といえば、大学全入時代の今とはまったく違う存在ではあるまいか。
      興味のある家系の話だったので、慎重に尋ねてみると、どうやら県外に嫁に行っただけと言う話のようだった。
      それすらも、証明がないのでどこまで信じれば良いかはわからないし、証明を探すまでの知的欲求は私にはなく、むしろ故人ではない子孫へのプライバシーへ踏み込む躊躇いが勝る。
      とか思ってたら、その子孫が地元の催しに毎年顔を出している事がわかった。
      駆け落ちして消えた。どっからどう摩り替わってしまったのやら。

      この田舎の老人達は、人の尊厳を踏みにじる事にどうしてこんなに喜びを得るのだろうと思う。
      良い人は善であり、悪い人は悪である。その認識の正しさが自身に安心をもたらす、と言うのが私の考えであり、上司にいわされば硬さだ。
      けれど、彼女達は、嘲る事が善であり、弱い事が悪と考える。例えば、罪を犯して他人のプライバシーを暴いたとしても、それを善と受け入れ、相手を陥れる強さがある。
      私には、五十、六十と人生を歩んできたはずの彼らが、歩んできたからこそ、強く道を踏み外す強さを得ている事が正視に堪えないのだと思う。
      生きている限り、これから何度も、何度も汚い物を見る事になるとは思うけれど。

      となんかこう小難しく書いてみたものの、一言で言えば、なんつーかなんだかなぁ、と言った感じ。
      小五月蝿い話は元からだけれども、こう暗い話が増えたのは喜ばしくない限り。
      焼身自殺をしようとしたあの人も、実際はどんな人だったのかな、と思う。
      多分きっと、下世話な噂とは違うような、辛い思いをしたんだろうと思う。

      そろそろ頭から追い出そう。
      田舎の歪んだ年寄りどもの話は、終わりだ、終わり。
      他県からは排他的、と言われる県の、田舎町のお話。

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        • 2012.02.20 Monday
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